非常用発電機が動かない!

 非常用発電機とは、地震などで停電した際に、スプリンクラーや消火栓のポンプ、そしてエレベーターなどを作動させるために自家発電する設備のこと。病院や介護施設、劇場など、多くの人が集まる施設への設置が義務付けられている。

 しかし、適正な点検をしていないと、排気管やマフラーなどにたまった燃料やカーボンなどが作動時に燃え、煙が出たり、時には火が付いたりすることまであるという。

 電気点検時、スイッチを入れ、エンジンを始動させるやいなや、ごう音と共にものすごい量の黒煙が排気口から噴き出した。辺り一帯には、目も開けていられないほどの煙と、タールの臭いが立ち込める。

電気店では発電機のスイッチを入れ動かしますが負荷をかけないために燃料であるディーゼルが燃え切らず、タールとして溜まっていきます。

これがいざ発電機を使おうとするときに故障の原因になるのです。

非常用発電機の負荷試験では負荷をかけ堆積したカーボンを取り除くことも目的の一つですので、

毎年の実施が義務ずけられています。