火事が起きた原因の統計データ

出火原因の1位ってなんなの?」

「火事は何が原因で起きるの?」

「私が起こした火事って、どれくらいの人が経験しているの?」

といった疑問をお持ちではないでしょうか?

出火原因の統計データは消防署が年に1回出しています。しかし、統計データを出しているだけで、どのような経緯で火事が起きたのか記載されていません。

そこで今回は、出火原因をランキング形式で徹底解説いたします。(2017年のデータ)

火事が起きた原因の背景

第1位:タバコ

タバコによる火災は、建物火災だけでなく林野火災・その他火災でも合計1,575件起きています。

火災別の背景は下記の通りです。

1-1.タバコによる建物火災の背景

主に寝タバコによる火事です。

タバコの火が寝具に燃え移って火事になります。寝具は燃えやすい素材で作られているため、一気に燃え広がってしまいます。

1-2.タバコによる林野火災・その他火災の背景

タバコのポイ捨てによる火事です。

ポイ捨てしたタバコの火が枯れ葉に燃え移って火事が発生します。枯れ葉は水分がないため、非常に燃えやすいです。一度燃えてしまうと、一気に燃え広がります。

2.第2位:放火

1997〜2016年度の出火原因順位は、放火が第1位でした。

放火による火災は「建物火災・車両火災」「その他の火災」で背景が異なります。火災の種類別の背景は下記の通りです。

2-1.放火による建物火災・車両火災の背景

主に、個人的恨みを買ったことによる放火での火事です。

放火犯が放火された人に対して恨みを持っており、その仕返しで放火をしています。

2-2.放火によるその他火災の背景

主に、中高生が公園で放火をしたことによる火事です。

中高生が好奇心で枯れ葉や木に火をつけます。普通は少し燃えたら消えるのですが、稀に火が燃え広がってしまいます。その際は、遊びといえど放火として処理されます。

3.第3位:コンロ

揚げ物をしている際の不注意が原因による火事です。

全ての火災の出火原因では3位ですが、建物火災の出火原因では1位です。何かの拍子で油に火が着いて、火事に発展します。

4.第4位:たき火

公園や林でたき火をしたことによる火事です。

林野火災とその他火災の出火原因では共に1位です。たき火の火が枯れ葉に燃え移り火事に発展します。

5.第5位:放火の疑い

放火による火事と背景が等しい火事です。

ただ、証拠不十分のため、放火の疑いとして扱われています。

6.第6位:ストーブ

ストーブが原因の火事は建物火災に多いです。建物火災の出火順位は4位です。下記の2つの背景があります。

1.布団にストーブの火が燃え移って火事になる

2.石油にストーブの火が燃え移って火事になる

6-1.背景1:布団にストーブの火が燃え移って火事になる

ストーブを付けたまま睡眠をして、気づかないうちに布団とストーブが接触をして火事が発生します。寝具は燃えやすいため、燃え移ると一気に燃え広がります。

6-2.背景2:石油にストーブの火が燃え移って火事になる

ストーブの近くに置いてある石油を倒れたのが原因で火事が発生します。不注意でストーブの近くに石油を置いているケースがあります。その石油が何かの拍子で倒れてしまい、石油にストーブの火が燃え移ります。

7.第7位:配線器具

漏電が原因による火事です。建物火災と車両火災でよく起こります。下記の2つの背景があります。

1.漏電によって建物や車両内部の金属が高温に熱され、ホコリや木くずに着火して火事になる。

2.コンセントにプラグを挿入した際、スパークが起きてホコリに着火する。

まとめ.火事が起きた原因の上位は火の不始末!

出火原因の上位は、「タバコ」「放火」「コンロ」「たき火」「放火の疑い」「ストーブ」「配線器具」です。「放火」と「放火の疑い」を除いて、火の近くに燃えやすい物体を置いたときに火事が起きています。

燃えやすい物体を火の近くに置くのは極力避けるようにして、火事を予防しましょう。どうしても置かなくてはいけないときは細心の注意を払いましょう。