非常用発電設備の保守点検について

非常用発電設備は、不測の停電や災害発生時に能力を発揮しますが、「エンジンオイル」や「エレメント」をはじめとする消耗部品を使用していますので、メンテナンスが不可欠となります。エンジン・発電機・制御盤・付帯する設備等多くの機器から構成された複雑な設備ですが、部品や潤滑油等は、経年劣化が進みます。機能を維持し、耐用寿命を確保するための定期点検整備が必要です。シリンダ槢動部・排気管内部・ 過給機コンプレッサ翼等の内部観察や定期的な機能確認、また負荷運転等お客さまの設備状態に応じた保守点検をご提案致します。

エンジン

  • エンジンオイルの量、汚れの確認
  • 冷却水の量、汚れ、濃度の確認
  • エアクリーナエレメントの清掃
  • Vベルトの張り確認・調整
  • ホースバンドの締め付け確認

クーラント・エンジンオイル・エレメント等の消耗品については、状況の確認し必要に応じて交換を推奨致します。
Vベルトの劣化や緩みなどで正常に稼働しない場合は、オーバーヒートとなる恐れがあります。
その他、可動部に異物の噛みや偏磨耗がないかを確認致します。

発電機

  • ブラシ・スリップリングの磨耗確認
  • 内部の汚れ確認
  • 絶縁抵抗測定 など

コイルエンドの汚れが吸湿すると絶縁が低下することから、絶縁抵抗値の測定を行い抵抗値の低下有無を確認致します。

制御装置

  • 充電電圧の確認・調整
  • 各部端子の締め付け確認
  • ヒューズ類の断線確認 など

振動による端子の緩みなど異常が無いかを確認します。

装置各部

  • 始動用バッテリの電圧・比重の確認
  • 燃料タンクの内部確認
  • 冷却水タンクの内部確認 など

始動時に重要な役割をもつバッテリ性能の確認を行い必要に応じて交換を推奨致します。
燃料タンクへの水分の混入など確認を致します。
冷却水タンク内のさび状況を確認し必要に応じて塗装致します。

機能確認

  • 始動/停止試験
  • 保護装置試験
  • 振動測定
  • 騒音測定 など

正常に緊急停止するか確認します。
異常振動・異常騒音がないか確認します。

エンジンオイル交換

エンジンオイルは酸化により粘度が下がることから定期的な交換(年に1度)を推奨致します。
粘度のあるエンジンオイルを使用することによりピストンやライナ内面の傷を防止することが必要です。

エレメント・フィルタ交換

劣化したオイル・エレメントを使用することによりオイル配管へのゴミ詰まりが起こる場合があり事故につながることもあります。 オイル交換2回に1回の割合でオイルエレメントの交換を推奨致します。
エンジンの寿命を維持する為にオイル・エレメントを定期的に交換することを推奨致します。

冷却水(LLC)交換

冷却水も劣化・濃度低下致します。防錆・キャビテーション抑制の為、定期的(数年に1度)な交換を推奨致します。

バッテリ交換

バッテリ性能が低下エンジンの不始動につながります、気温の影響も受けやすく冬季の不始動もあることからメーカーの交換推奨時期に交換することが望ましいと考えます。

エアフィルタ交換

吸気口にゴミを吸い込まないようにエアフィルターの定期的に洗浄や交換を推奨致します。