メンテナンスの必要性

災害用発電機のメンテナンスの必要性と、ディーゼル発電機、LP発電機のメンテナンスの流れについてまとめています。

災害用発電機のメンテナンスの必要性

災害用発電機は万一のときに使用するものであり、いざ使おうとしたときに正しく動作しなければ役に立ちません。とくに医療機器や緊急避難時に必要な設備などに対しては、非常時だからこそ安定した電力の供給が求められます。非常時に災害用発電機がきちんと役割を果たすためにも、経年劣化するオイルやパーツ交換などの定期的なメンテナンスは欠かせません

災害用発電機は消防法によって年2回の保守点検が義務付けられていますし、電気事業法では自家発電に対して年に1回の保安検査を実施することが定められています。しかしそうした点検を長年にわたって怠ったために、実際に地震で停電になった際、災害用発電機が作動しなかったというケースもあったようです。

災害用発電機は充分な燃料があれば72時間以上継続して電気を供給することができます。万一の災害発生時に長時間の電源を確保して安全性を高めるためにも、日頃から点検やメンテナンスをしっかり行うことが大切です。

ディーゼル発電機のメンテナンス

エンジン部分ではエンジンオイルの量や汚れの確認、冷却水の量や汚れ、濃度の確認をし、エアクリーナーエレメントの清掃を行います。Vベルトの張り具合を確認して調整し、ホースバンドの締め付け具合を確認。発電機本体は、内部の汚れ具合やブラシ・スリップリングの摩耗を確認し、絶縁抵抗測定などを行います。

制御装置では充電電圧の確認・調整、各部端子の締め付けの確認、ヒューズ類の断線がないかを確認し、装置各部では始動用バッテリーの電圧や比重の確認、燃料タンクや冷却水タンクの内部確認を行います。

発電機の機能確認の為、始動・停止試験、保護装置試験、振動測定、騒音測定などを実施。エンジンオイルやオイル・エレメント、フィルタ、冷却水、バッテリー、エアフィルターなどを交換します。

LPガス発電機のメンテナンス

LPガス発電機の場合、1年ごとにエンジンオイルの交換、オイルフィルターの交換、ホース(燃料、ブローバイ、クーラント)の目視点検、バンドの締め付け点検、ヒューズの点検を行い、2年ごとにエアクリーナーエレメントの交換、クーラントの交換、バッテリーの交換を行います。これらのメンテナンスが終了後、周囲を清掃して試運転を行います。

発電機の種類によっては、自動でセルフチェック運転を行うものもあります